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    校長 田島久美子

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6月26日 芸術鑑賞会

2017/06/26(月)

体育祭の翌日、6月21日には芸術鑑賞会を実施しました。

 

芸術は古代ギリシャ・ローマ時代から学問と共に進化し、人の心を豊かにしてくれる存在です。翠陵では年に一度の芸術鑑賞会で、芸術を間近に感じ本物に触れる機会としています。3年間で、演劇・音楽・古典の順に実施するうちの、今年は古典の年。「東西寄席」~江戸落語と上方落語の東西対決~を鑑賞しました。

 さて、寄席・落語といったら「笑い」です。笑いは「神様がくれた万能薬」といわれます。

その理由の一つは、笑うことは脳の活性化につながるからです。笑うことで脳の海馬が活性化して容量がアップし記憶力が良くなります。また、笑うことで脳波のα波とβ波が同時に増えることが証明されていて、特にβ波の出現はやる気につながりストレスも緩和されます。

 二つ目には、笑うことでNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化しヒトの免疫力がアップするという実証データがあります。NK細胞にはウィルスやガン細胞を吹き飛ばす力があり、活性化によって病気を吹き飛ばしてくれます。

 他にも、血行促進、自律神経のバランスが整う、幸福感に満たされるなど、笑うことには異議を唱えるスキもありません。まさに「神様がくれた万能薬」です。

こんな話もあります。笑うときは口角が上がります。何か物を口にくわえると口角があがります。物を口にくわえるだけで、脳は「笑った」と勘違いして勝手に活性化するらしいです。積極的に物をくわえましょう??

 

沢山の笑いを楽しんだひとときでした。私も生徒達と一緒に大喜利に出演し、あいうえお作文に挑戦しました。そして最後は真打ち登場。林家木久扇師匠が舞台に姿を現すと、会場のテンションは最高潮となりました。

「笑う門には福来たる」。生徒たちは幸せそうに家路につきました。

体育祭の翌日、6月21日には芸術鑑賞会を実施しました。

 

芸術は古代ギリシャ・ローマ時代から学問と共に進化し、人の心を豊かにしてくれる存在です。翠陵では年に一度の芸術鑑賞会で、芸術を間近に感じ本物に触れる機会としています。3年間で、演劇・音楽・古典の順に実施するうちの、今年は古典の年。「東西寄席」~江戸落語と上方落語の東西対決~を鑑賞しました。

 さて、寄席・落語といったら「笑い」です。笑いは「神様がくれた万能薬」といわれます。

その理由の一つは、笑うことは脳の活性化につながるからです。笑うことで脳の海馬が活性化して容量がアップし記憶力が良くなります。また、笑うことで脳波のα波とβ波が同時に増えることが証明されていて、特にβ波の出現はやる気につながりストレスも緩和されます。

 二つ目には、笑うことでNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化しヒトの免疫力がアップするという実証データがあります。NK細胞にはウィルスやガン細胞を吹き飛ばす力があり、活性化によって病気を吹き飛ばしてくれます。

 他にも、血行促進、自律神経のバランスが整う、幸福感に満たされるなど、笑うことには異議を唱えるスキもありません。まさに「神様がくれた万能薬」です。

こんな話もあります。笑うときは口角が上がります。何か物を口にくわえると口角があがります。物を口にくわえるだけで、脳は「笑った」と勘違いして勝手に活性化するらしいです。積極的に物をくわえましょう??

 

沢山の笑いを楽しんだひとときでした。私も生徒達と一緒に大喜利に出演し、あいうえお作文に挑戦しました。そして最後は真打ち登場。林家木久扇師匠が舞台に姿を現すと、会場のテンションは最高潮となりました。

「笑う門には福来たる」。生徒たちは幸せそうに家路につきました。

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2017/06/26 その他 | 個別ページ

6月26日 体育祭

2017/06/26(月)

今週の行事①(体育祭)

 

 6月20日、梅雨の晴れ間の青空の下で開催された体育祭。翠陵自慢の広大なグラウンドで元気いっぱい駆け回りました。周りには大きな森の深い緑。森の動物たちもこっそり顔を覗かせて応援してくれていた気がします。

 生徒たちの颯爽とした姿をプログラムに沿って写真で綴ります。

 

Photo_211.開会式(選手宣誓)

Photo_222.中学クラス対抗全員+一脚歩行

Photo_233.100m競争(タイムレース)

Photo_244.大福競争

Photo_255.高校4人5脚色別対抗リレー          

Photo_266.中学 台風の目

Photo_277.400mリレー(タイムレース)          

Photo_288.高校 走り綱引き

Photo_299.障害物競走              

Photo_3010.大縄跳び

Photo_3111.部活対抗リレー            

Photo_3212.色別対抗応援合戦

Photo_3313.綱引き                

Photo_3414.高校 騎馬戦

Photo_3515.色別対抗リレー           

Photo_3616.表彰式

 皆すっかり日に焼けて真っ黒です。体育祭実行委員の生徒達の仕事ぶりも立派でした。清々しさと満足感で一杯の一日になりました。

2017/06/26 その他 | 個別ページ

6月12日春の植栽

2017/06/12(月)

 6月10日(土)、真夏を思わせる日差しの下、春の植栽活動が行われました。植栽活動は、保護者会である翠陵会の主催で全校保護者の皆様からボランティア参加を募り、毎年春と秋の2回実施されます。今回は史上最大規模の総勢109名もの皆さまのご参加がありました。

 校門からのアプローチ、食堂テラス、花時計、体育館前の花壇など、緑化委員の皆様によって事前に耕されたスペースに、マリーゴールドやブルーサルビアなど夏に強い花々の苗を一つひとつ丁寧に植えていただきました。手元で咲く花だけでなく、おしゃべりにもたくさんの花を咲かせながら、生徒達のために皆さん一生懸命です。私も植え付けに参加、山本副校長は力仕事の側溝の清掃を行いました。作業後は食堂に集合し、作業で疲れた皆さまを、翠陵名物「から揚げ弁当」と新たにできた人の輪がもてなし、賑やかに終了いたしました。

 夏の花は、オレンジ、黄色、赤などビタミンカラーが多いです。花からビタミンをいただき、美しく整備された(みどり)(おか)で花に囲まれながら、生徒達は伸び伸びと学校生活を送って欲しいと思います。

 春の植栽にご協力いただいた皆様に改めてお礼を申し上げます。

 またこれからご来校する皆様は、美しい花々がお迎えいたしますので是非楽しみにお越しください。

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2017/06/12 日々雑感 | 個別ページ

6月3日 礼儀②

2017/06/03(土)

【5月1日全校集会】 礼儀について②

 

みなさん、先週お話しした「挨拶」は実践できていますか。朝、校門に立っていると、ほとんどの人が元気に気持ちよく挨拶してくれます。でも中には、気持ちはありそうだけどスッと言葉が出ない人、恥ずかしそうに通りすぎる人もいます。今恥ずかしいことより、大人になっても挨拶が下手なほうがより恥ずかしいことですから、今のうちに訓練してください。

 

礼儀で次に挙げられるのは「マナー」です。挨拶と同じく「お互いが気持ちよく過ごすために必要なもの」で不文律であり罰則はありません。しかし単純に言葉を発するだけの挨拶と違い、考えて行動しなければなりません。

例えば、バスや電車の中や通学路上で大騒ぎしすぎてご注意を受けることがあります。公共の乗り物には大勢が乗り合わせており、通学路の周辺には静かに普通の暮らしを営む人々がいます。決して自分達だけの空間ではなくその空間を共有している者同士です。ですからまるで自分の部屋で友達と騒ぐようにしてしまってはマナー違反、お互いが気持ちよく過ごせる状態ではないということになります。似たようなことは他にも心当たりがあるかと思います。つい楽しくて、つい盛り上がってしまうのではなく、自分が今どのような状況におかれ、どのような行動をとるべきなのか、冷静に考えて行動できる力を身につける訓練をしてください。

 

マナーは、人によってまた文化によってその基準が違うのも事実です。ある行為をマナー違反という人もいれば違反でないという人もいるので判断に迷います。また文化の違いで言えば、食事中に絶対音をたててはいけない西洋のマナーと、そばを勢いよく音をたてて食べるのがマナーとする日本の文化との違いもあり、お互いの文化を理解しその場に合った食べ方をしなければなりません。

 

マナーとは、おかれた状況を冷静に判断し受け入れ、どのように振る舞うべきか考え、毅然とした行動をとることに懸っています。

 

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挨拶もマナーも、礼儀についてはまだまだ奥が深いです。

2017/06/03 全校集会 | 個別ページ

6月3日 礼儀①

2017/06/03(土)

最初のご挨拶をしてから2週間が経ちました。翠陵の緑はさらにその深みを増し初夏の装いとなりました。毎週月曜日の全校集会で4月から話したことがいくつかたまりましたので、お伝えしたいと思います。

 【4月24日全校集会】 礼儀について①

 みなさんは「礼儀」について考えたことはありますか。「礼儀正しい」とか「礼儀を欠く」などの評価を受けることがありますが、それがどうしてなのか判断に困ったことはありませんか。それは礼儀とは、校則や法律のように明文化されたものではなく、たとえ実行できなくても罰則などが与えられるものではないからだと思います。ですから指摘されてもピンとこないことがあるのです。礼儀についてまとめられた本なども出版されていますが、あくまでも「慣例」として挙げられている事柄です。

では、何のために礼儀が必要なのでしょうか。それは「お互いが気持ちよく過ごすために必要である」と私は考えます。

 

礼儀で一番に挙げられるのは「挨拶」です。いつもきちんと言葉にして挨拶ができていますか。挨拶には「心を開いて相手に迫る」という意味があるそうです。挨拶をすることで自分から相手に一歩近づき、相手との関係が始まるということです。朝「おはよう」ということで相手との一日がスタートし、逆に言いそびれてしまい気まずいままになってしまった経験は誰にでもあるのではないかと思います。いつも元気よく自然に挨拶することを心掛けましょう。朝は「おはよう」、昼間は「こんにちは」、帰るときは「さようなら」、謝るときは「ごめんなさい」。気持ちよく挨拶ができる人は誰にも受け入れられます。挨拶をされて気分を害する人はいないからです。そして何よりも、相手に一歩近づくことができた自分自身の気持ちが良いはずです。

 

挨拶は「お互いが気持ちよく過ごすために必要である」もの。そしてコミュニケーションの第一歩です。           

 

 

2017/06/03 全校集会 | 個別ページ

 5月15日「はじめまして」

2017/05/15(月)

 ご挨拶が遅くなりました。この4月に校長に就任いたしました田島久美子です。岩村基紀前校長と同様に、日々の学校の様子や全校集会等で生徒に話したことなどを校長室から発信していくつもりです。

 私の翠陵とのつながりは、1986年の開校当時まで遡ります。1年間の新設高等学校設立準備委員としての勤務を経て、「横浜国際女学院翠陵高等学校」が誕生したときの感激は今でも忘れられません。草だらけのグラウンドを生徒と教員そして保護者の皆様のお手伝いまで頂いて草むしりをして開催した体育祭。開校3年目の初夏には、友好校提携のために来校した上海第三女子中学の一行を熱烈歓迎、秋には第1回翠陵祭がようやく開催されました。毎年大勢の生徒達と訪れた海外研修地Seattleは第2の故郷です。車の往来もほとんどなかった外周道路は近くの乗馬場の馬たちの散歩コース。蹄の音が聞こえる度に授業の手を止めて窓の外を眺めたものです。懐かしくのどかな場面が目に浮かぶとともに、新しい学校を創りあげていくという気合に生徒も教師も保護者の皆様も満ち溢れていたことを思い出します。

 その後翠陵は、1999年の中学校設立、2011年の共学化(横浜翠陵中学・高等学校)と変化をしながら、生徒数は開校初年度の126名から今年度の1073名にまで膨らみ、大きく立派な学校になりました。学園創立者の堀井章一先生による建学の精神「考えて行動のできる人の育成」、翠陵の校訓「考えることのできる人」、共学化以来のモットー“Think&Challenge!”を掲げ、多くの卒業生をこの三保の丘から送り出してまいりました。入学時はおとなしかった生徒も次第に元気で活発な生徒に変化していく“翠陵イズム”は、これらの教えの賜物と感謝しています。そしていつも、翠陵の大自然が私たちを優しく包み多くの生徒や教員を育ててくれました。風薫る5月、生徒たちのようにフレッシュな新緑が芽吹き、爽やかな風が今も校長室に吹き込みます。

 校長室からのお便り、これからもたくさん発信いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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2017/05/15 その他 | 個別ページ

 3月31日 感謝の言葉

2017/03/31(金)

 通学路の桜がようやく見頃になってきましたが、私は本日をもって45年間の教員生活に別れを告げることになりました。

 振り返ってみれば、いつも誰かに助けられていた教員生活でした。若い頃は先輩の先生方に厳しく仕込まれ、中堅になってからは同年代の仲間達と助け合い、管理職になってからは常にすばらしい補佐役に恵まれ周囲の皆様にも助けていただきました。

 学校現場一筋の45年間で、公立・私立の様々な学校を経験しましたが、最後の4年間を翠陵で過ごすことができたことは本当に幸せでした。緑豊かで四季折々に美しい自然環境もさりながら、共学になって“Think & Challenge!”のモットーのもと新しい学校づくりに燃えている意欲的な教員集団と、前向きな生徒たちの存在が何よりも頼もしく、理系プロジェクトやグローバルチャレンジクラスなど多くの新しい教育活動を創造して、みんなで一緒に推進に邁進した日々は本当に楽しく充実していました。おかげさまで近年、翠陵は地域からの期待も大きくふくらみ、29年度は中高共に入学者が大幅に増加し、選択教室用の校舎建設も進められています。私は本日で教職を離れますが、今後さらに大きく飛躍する翠陵をいつまでも楽しみにして見守りたいと思います。

 これまで助けて頂いた全ての皆様に感謝するとともに、毎月、拙いブログをお読み頂いた皆様方にも心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 

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2017/03/31 その他 | 個別ページ

 3月24日 中学卒業式校長式辞より

2017/03/24(金)

 本校の通学路の桜並木もちらほらと咲き始めました。本日は横浜翠陵中学校の第16回卒業証書授与式を挙行しました。卒業生は34人と少人数でしたが、入学前年の学校説明会から4年間にわたって成長を見つめてきた生徒たちでしたので、一人ひとりに卒業証書を手渡しながら大きく成長した姿に感無量でした。式辞では夢を持つことの大切さと中庭で満開になっている「陽光」桜について話しました。

☆      ☆      ☆

 

 私は、皆さんが本校を受験するときから、ずっと皆さんを見つめてきました。合格証書を手渡したときの嬉しそうな笑顔や、3年前の入学式、まだ小さな身体のみなさんが、少し大きめの制服を着て大きな高校新入生と一緒に緊張した顔つきで体育館に並んでいたことが昨日のことのように想い出されます。そして、入学後の校長面接では一人ひとりが校長室で大きな夢を語ってくれましたね。あのとき皆さんが語ってくれた大きな夢と一緒に撮ったツーショットの記念写真はこれからも私の宝物です。

 

 先日読んだ本によると、地球上の全ての生物の中で私たち人間だけが高度な文明社会を築くことができたのは「人間だけが夢をもって、その実現のために努力してきた」からだということが書いてありました。鳥のように大空を飛びたい、魚のように深い海の底に潜ってみたい、月の世界に行ってみたい。ほんの少し前までは空想小説の世界だった夢が、今では全て実現しています。夢は諦めずに努力し続ければ必ず実現します。皆さんも、それぞれの夢の実現を目指して高校に進学してからも努力してください。

 

 しかし、世界には大きな夢を持ちたくても、それどころではない境遇に置かれている子どもたちが大勢いることも、いつも心に留めておいてください。現在世界には経済的な理由や宗教的な理由などで学校に行きたくても行けない子どもが約5900万人もいます。また、シリアや南スーダンなどのように内戦で故郷を追われて難民となっている人々も6500万人に上り、その半数は皆さんと同じ子どもたちです。国内でも6年前の東日本大震災の折には皆さんと同年代の生徒が500人も犠牲になりましたし、現在でも仮設住宅などで不自由な避難生活を続けている人々もまだ2万人を越えています。

 

 皆さんは「あたりまえに学校に通い、あたりまえに勉強できることの幸せ」に感謝する気持ちを忘れてはいけません、そして、だからこそ皆さんには平和な世界をつくり、世界を幸せにするために、大きな夢を持って真剣に学んで努力しなくてはならない義務と責任があるのです。

 

 いま中庭にはピンクの桜が美しく咲いています。この桜は「陽光」という種類で、本校の卒業生のお祖父さんに当たる高岡正明さんという方が創り出した新しい桜です。高岡さんは太平洋戦争のころに愛媛県で教員をして、多くの教え子を戦場に送り出したそうです。戦後、教え子たちが各地で戦死したことを知り、教え子を戦争に行かせた自分自身の反省と、各地で亡くなった教え子たちの慰霊の為に、戦場になった各地に桜を植えることを決意して、教え子たちが戦死した東南アジアからシベリアまでの異なる気候でも美しく咲くことのできる新種の桜を生み出すことに私財を投じて、1881年にようやく成功したのがこの桜で、「陽光」と名付けられました。以来、国内外の各地で植樹が行われ、お孫さんが入学したご縁で本校にも苗木を分けていただきました。高岡さんは15年前に亡くなったそうですが、そのご意志は多くの人々に受け継がれており、先日テレビをみていたら今年は東南アジアのミャンマーの大統領府の前に100本の「陽光」が植えられたと報じていました。ミャンマーはかつてビルマと呼ばれて太平洋戦争の戦場となり、多くの兵士や現地の民間人が犠牲になった国です。植樹式には大統領や最高顧問のアウン・サン・スーチーさんも出席されて「この桜は、国をより一層美しくするだけでなく、平和のシンボルとして和平を後押ししてくれるものです」と語っていました。

 

 保護者の皆様、お帰りの折には、ぜひ満開の「陽光」桜の前で記念写真を撮って、世界の平和と卒業生の今後の活躍を祈ってください。生徒の皆さんは、これまで皆さんを支えてくださったご家族や回りの全ての人に対する感謝の気持ちと、本校のモットーである“Think & Challenge ! ”の心を忘れずに、4月からはそれぞれの高校でしっかりと学び、一人ひとりの大きな夢を実現して、世界中に笑顔と幸せを届けることのできる人になってください。

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2017/03/24 その他 | 個別ページ

 3月18日 中学1年「SGP発表会」

2017/03/18(土)

 昨年4月にスタートした中高6ヶ年一貫グローバルチャレンジクラスの特色の一つであるSGP(翠陵グローバル・プロジェクト)の発表会が、本日開催されました。SGPは総合的な学習の時間を利用して『世界をHappyにする』ことを目的に、中学の3年間をかけて調査研究し、一人ひとりがユニークなアイデアを生み出して発表しようという意欲的な取り組みで、初年度の今年は「世界にあるGoodな製品(Goods)や制度(System)、サービス(Service)を輸入して、日本をもっと幸せ(Happy)しよう」をテーマに世界の国々について調べ、各自が発見したことがらをポスターセッション形式で発表しました。

 私も3教室に分かれた会場を全て回ってみました。生徒は一人ずつタブレット端末を持って自分がまとめたポスターの横に立って、保護者や先生方にタブレットに保存した映像や資料も使いながら説明し、その場で質問に答えていました。スクーターのように乗って走ることのできるスーツケースや、泥水を即時に殺菌濾過して飲料水に変えることのできる簡易水筒など本当にユニークな品物や、発展途上国の最新の教育システムなど、日本でも役に立ちそうな非常に興味深い発表が並んでおり、正直びっくりしました。最初は緊張気味だった生徒達ですが、何人かに説明するうちに緊張もほぐれ、最後は笑顔やユーモアも交えながら楽しんで発表できるようになりました。

 SGPでは来年度も引き続き、『世界をHappyにする』ために私たちができることを追求していきます。更なる充実が期待される来年度の発表会が今から楽しみです。

Sgp  

2017/03/18 その他 | 個別ページ

 3月1日 高校卒業式【校長式辞より】

2017/03/01(水)

 今日は横浜翠陵高等学校の第29回卒業証書授与式でしたが、ちょうど1ヶ月前、徒歩で出勤途中に思わぬ災難に遭って右足首を骨折し、まだ歩くことが出来ませんので、車椅子で式に臨みました。

 今年の卒業生は232名。中学からの入学者は共学1期生、高校からの入学者は共学4期生として、先生方や先輩たちと一緒に、新しい学校作りに取り組み、大きな成果をあげてくれました。その結果、本校への入学希望者は急増し、先月行われた横浜翠陵高校の入学試験には共学以来最多の1000名を超える志願者がありました。

 卒業式の校長式辞では、最近読んだ『サピエンス全史(著者、ユヴァル・ノア・ハラリ)』と『ワンピース(作者、尾田栄一郎)』を取り上げながら、本校のモットーである“Think & Challenge!”と仲間作りの大切さについて話しました。

☆      ☆      ☆

 皆さんはこれからそれぞれの道に進むことになりますが、横浜翠陵の卒業生として生涯にわたって忘れずにいてほしい言葉があります。それは横浜翠陵のモットーである“Think & Challenge!”と言う言葉です。本校の設置者である堀井学園の建学の精神「考えて行動のできる人の育成」及び、翠陵の校訓「考えることのできる人」に基づく「考える力 Think 」に、新たに「挑戦する心 Challenge」を加えて、“Think & Challenge!”、いつ如何なる時も常に自分自身で考えて判断し、積極的に挑戦する翠陵の全生徒および全教員の行動指針です。

 人間が他の生物と最も大きく異なることは、夢を持ち、その実現を信じて、努力することができることです。最近読んだ『サピエンス全史』という本では、ネアンデルタール人やジャワ原人など地球上に登場した様々な人類の中でホモサピエンス(賢い人)と呼ばれる我々だけが生き残り、高度な文明社会を作り上げることができたのは、ホモサピエンスのみが「現実には存在しない“虚構”を創作する能力」を持ち、共通の虚構を信じることで互いに協力することができたからなのだ、と述べています。「現実には存在しない“虚構”」これは言い換えれば「夢」です。我々はいつの時代にも大きな夢を抱き、チャレンジしてきました。大空を自由に飛びたい、深い海の底に潜ってみたい、月面を歩いてみたい。ほんの一昔前までは空想小説のテーマでしかなかった様々な夢物語の多くが、先人たちの努力によって、すでに実現しました。「夢」は、諦めずに努力し続ければ必ず実現するものなのです。

 しかし、高度に科学技術が発達し、国境を越えたグローバル化が進む現代社会の中で、皆さんが新たな夢を実現させるためには、何よりも共通の夢を信じる仲間が必要です。これからの時代は、どんな天才でも一人では何もできません。夢を形にしていくためには、同じ夢を信じる仲間を集め、それぞれの異なる才能や能力を生かして、お互いを尊重しながら活動するチームワークが欠かせません。

 皆さんは『ワンピース』というマンガを知っていることと思います。伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが海の彼方に隠したひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を求めて、未来の海賊王をめざす麦わら帽子の少年ルフィが小さな海賊船の船長になり、仲間たちと一緒に未知の大海原で大冒険を繰り広げるマンガです。

 最近、第1巻から改めて読み直してみましたが、やはり剣豪ゾロ、ほら吹きウソップ、料理人サンジ、航海士ナミ、と少しずつ仲間を増やしていく初期の作品に感動的しました。

 魚人アーロンに「おまえに何ができる?」と挑発されたルフィが、「俺は剣術も使えねェんだ!航海術も持ってねェし!料理もつくれねェし!ウソもつけねェ!おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」と仲間の大切さを叫ぶ場面。一年中雪が降る冬島にヒルルクの奇跡の桜が舞い散る中トナカイのチョッパーを仲間に迎える場面や、一緒に旅をしてきたアラバスタ王国のビビ王女と仲間の証の×印を見せ合って無言で別れる場面なども、何度読んでも涙が滲みます。

 人間の素晴らしさは、対立したり争ったりすることがあっても、本当に分かり合えば、違いを乗り越えてお互いを信頼し助け合うことができることです。

 皆さんも、それぞれのワンピースを求めて、信頼できる仲間たちと一緒に“Think & Challenge!”の旗を高く掲げて、偉大なる航路グランドラインに船出してください。いつの日か、皆さんの大きな夢が実現して、世界中にいっぱいの笑顔と幸せが広がることを期待しています。

 今日、翠陵から船出する卒業生諸君のこれからの長い航海の平安と幸せを祈って、ボン・ヴォヤージュ!そして、グッドラック!

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2017/03/01 その他 | 個別ページ